こどもに何か英語の教材を買ってあげたいけど何がいいかな?
このように考えている方、ちょっと待って!!
確かに子供向けの英語教材は年々種類が増えていて、それでいて素晴らしいものが多いです。
教材をご家庭で使いながら、「将来は英語を自由に使える子にしてあげたい」という気持ち、すごくよくわかります。
ただ、子供向けの英語教材は比較的高額なものが多いのも事実。
そのような高額な教材を簡単に始めるのはキケンです。
この記事では、
- なぜ高額な教材を買うことが危険なのか
- また教材を選ぶ際にどのようなことに気を付ければいいのか
この2点について解説します。
結論から言うと、高額な教材を買うことが危険な理由はこの3点です。
- 英語ができるようになった後に待っている、中学や高校、大学の方がお金がかかる
- どんなに素晴らしい教材でも、こどもが気に入るかわからない
- お金をかけることで、子供に無理矢理でもやらせたくなる
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ最後までごらんくださいね。
- 4歳と1歳の母
- 4歳の娘はオンライン英会話1年目
- 自分自身は年中から高校まで英会話経験あり
- オーストラリア留学経験あり
- 自分は英会話でバイリンガルになれなかったため、自身の経験を活かしながら英語教育本を10冊以上読んで、幼児期に最適な英語学習方法を研究。
幼児期の英語教材に多額のお金をかけてはいけない3つの理由
さっそくですが、幼児期の英語教材に多額のお金をかけてはいけない3つの理由を紹介します。
最初にも紹介しましたが、3つの理由は以下の通り。
- 英語ができるようになった後に待っている、中学や高校、大学の方がお金がかかる
- どんなに素晴らしい教材でも、こどもが気に入るかわからない
- お金をかけることで、子供に無理矢理でもやらせたくなる
当てはまるところ、当てはまりそうなところはありましたか?
ぜひ高額教材を購入する前に、一度最後までご覧くださいね。
英語ができるようになった後に待っている、高校や大学にお金がかかる
何冊も幼児期の英語教育について書かれた本を読み、共通して書かれていることがひとつ。
それはこれ。
教育に関するお金の使う時期を見極めるべき!
幼児期に英語が周りよりもできるようになると、いろいろな可能性がかなり広がります。
たとえば、中学校や高校。
今は英語教育にかなり力を入れている私立の学校がたくさんあります。
他にもインターナショナルスクールに入れてあげるという手もありますよね。
高校生ぐらいだったら、海外に留学することも可能になってきます。
さらにその先は、英語力を生かして海外の大学に留学することも可能です。
海外の大学って学費が高すぎて、手がとどかないのでは?
海外の大学の学費が高いという話は聞いたことがあると思います。
たとえば、アメリカ。
比較的、学費が安いといわれている州立大学の場合、年間の授業料は約25,000ドル(約350万円)。
さらに寮費と食費が年間約10,500ドル(約150万円)
年間500万円、4年間で2000万円必要ということになります。
確かに、簡単には手が届かない額ですよね。
しかし、留学生向けに返済不要の「給付型奨学金」がたくさんあることはご存じですか?
たとえば、このようなところが奨学金で留学をサポートしてくれています。
給付型奨学金を支給している団体、プログラム
- トビタテ!留学JAPAN
- 日本学生支援機構 (JASSO)
- フランス政府給費留学生
- 埼玉発世界行き
- 各国大使館
- 地方自治体
- 民間団体
- 民間企業
本気で調べたら、留学したいタイミングでお子さんにぴったりあう奨学金制度があるはずです。
それに、これからはますますグローバル化が進む時代。
このような奨学金は、こどもが高校生になるころにはさらに増えてくることも考えられます。
そのため、海外留学も夢ではない!
かといって、地元の国公立大学に通うよりは必ずお金がかかります。
そのため、こどもの将来への資金作りと同時に支払える額の教材を幼少期には使うほうがいいというのが、私の考えです。
どんなに素晴らしい教材でも、こどもが気に入るかわからない
有名な教材は、やはり素晴らしいものが多いです。
小さいときに英語の教材で遊んでいただけで、リスニング力や英語での表現力が身に付き、小学生や中学生ごろになると英語で外国人の方と話したりプレゼンができるようになったという子の話をよく聞くのも事実。
それには理由があって、映像やおもちゃを使うことで、こどもが自然に英語の音や表現をインプットできるように作られているから。
優良な会社の教材は、長年のノウハウの蓄積によって、とても効率的にこどもに働きかけるように作られています。
親からすると「こんなに楽しく効率よく英語をマスターできるのであれば、ぜひ買ってあげたい!!」
そんな素晴らしい教材が多くあります。
ただ、こどもの感性が親とは異なる場合があるのことも事実。
じつは親が「絶対に楽しく遊べるはず!!」と思った教材に、子供が見向きもしないというケースがあることもご存じですか?
お金をかけることで、子供に無理やりにでもやらせたくなる
「数十万の教材を購入しても、こどもが遊ぼうとしない」
こんなことになってしまったら、無駄なお金を使ってしまった気がして、くやしいですよね。
すると親は無理にでも教材で英語を練習させたくなってしまいます。
でも、これがかなり危険!
実は私も経験者です。
「ねぇねぇ、ちょっとはこれやってみようよー!!」と興味のない娘を誘ってみたり。
「この英会話を15分やったら、ポケモン見てもいいよー」なんて言って、エサで釣ってみたり。
こんなことが続くと、最終的に買った教材の行く末はこの通り。
そうです。
英語嫌いのきっかけになる可能性が!
英語が嫌いになってしまうことは、なにがなんでも避けなければなりません。
なぜかというと、英語は急には上手にならない。
長く長く続けていく必要があるからです。
そのため、英語嫌いのきっかけになる可能性がある無理矢理につながる教材はかなり危険。
高額な失敗教材を買わないためにはどうする?
とはいえど先ほども書いた通り、中にはとても素晴らしい教材があるのも事実。
教材をこどもに買い与えて「失敗した!!」と思わないようにするために、教材を買う前にできることを紹介しますね。
- まずは無料サンプルを試して、こどものリアクションを確認
- 教材費は「投資」と割り切れる額かどうか
教材を買おうと考えている方、ぜひ確認してみてくださいね。
まずは無料サンプルを試して、こどものリアクションを確認
英語教材の場合、ほとんどが購入前に無料サンプルをもらうことができます。
たとえば、自宅での英語教材で有名なディズニー英語システム(DWE)。
こちらは無料サンプルをもらうことができます。
内容はディズニーのキャラクターが歌ったり踊ったりするDVDやCD、さらに歌をもっと楽しく聞くための絵本。
DWEは「映像や音楽から英語をたくさんインプットしよう」という教材なので、お子さんがこのサンプルを気に入ったら、購入しても無駄にならない可能性大!
また「無料体験」というものもあって、DVD以外の教材を試すこともできるようです。
キャンペーンをやっていることも多いので、キャンペーン期間中に申し込むと、さらにディズニーグッズがもらえることもあるみたいですよ。
ほかの英語教材もDWEと同様にサンプルのDVDや無料教材を申し込めることが多いです。
教材自体が素晴らしいものであれば、サンプルだけでも子供は十分楽しむことができます。
もし教材の購入を少しでも検討してる場合は、いろいろなサンプルを無料でもらうと子供にぴったりの教材に出会うことができると思いますよ。
教材費は「投資」と割り切れる額かどうか
サンプルを試して「うまくいきそうだ」と始めても、幼児期の子供の気持ちは簡単に変わります。
あんなに「楽しい!やりたい!」と言っていたのに、1か月後には全然遊ばなくなるということも往々にしてあるかと。
そのため最悪の場合、諦めることができる額かどうか、一度考えてみてください。
諦めきれない額の教材だった場合、きっと「無理やり」子供に教材を使わせてしまいます。
実際のところは、少し時間を置いたらまた遊び始めたりするケースも多いので、長い目で見れば無駄にはならずに十分に使うことができるのですが。。。
また教材の効果もすぐに出るわけではありません。
英語で話すことができるようになったり、聞き取れるようになるのは、何年も先になります。
そういった意味で、将来の子供の英語力に対する「投資」ととらえることができる額かどうかが重要です。
子供に「いやいや」英語に触れさせることになったり、親自身も「買わなかったらよかった」と後悔しないためにも、一度支払う金額について一呼吸おいて考えるのも手だと思いますよ。
まとめ
この記事では「こどもの英語教材に多額のお金を払いすぎないで!」という内容をお伝えしました。
とはいえど、英語教材は自宅で好きな時間に効率よく英語に触れることができるというメリットもあります。
- こどもにあったものを選べているか
- 教材の金額は自分にとって高すぎないか
英語教材を購入する場合は、この2点を気にしながら選んでみてくださいね。
お子さんにもご自身にもぴったりな教材に出会えますように。
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