子どもの時から英語を習わせて、できたらバイリンガルにしてあげたいけど。。。
このように考えている方はたくさんいると思います。
子供の方が英語を習得しやすいと聞きますよね。
大人になって苦労する前に、子供のうちに習得させてあげたいという気持ち、すごくよくわかります。
ただ、必ずしもバイリンガルレベルまでの英語が必要だとは限りませんよ。
この記事では、子供にはバイリンガルレベルになるための教育が必要ではない理由を紹介します。
- 年中から高2まで週1回の英会話に通った
- 大学は理系で、英語の授業はなし
- TOEIC840点
- 英会話は日常会話程度
- 4歳と0歳の娘の母
あわせて、子供の時にこれだけはやっておくといい英語教育についても紹介。
「バイリンガルの教育は大変そう」と困っていた方、必見。
ポイントをおさえるだけで、将来英語に困らない子にしてあげることはできますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね。
子供にバイリンガル教育が必要ない理由
子供のうちにバイリンガルになれるのであれば、それに越したことはないと思っています。
将来きっと英語を使うシーンでは、周りの子と比べると桁違いにラクするはずです。
そのためバイリンガル教育を否定する訳ではないという前提で。
でも、実際問題バイリンガル教育は難しくでできないと困っているお母さんに、必ずしも必要ないと考える理由を私の経験から紹介します。
理由は全部で3つ。
- バイリンガル教育は親の負担が大きい
- 英語はただのコミュニケーション手段
- 英語は何歳からでもマスターできる
では1つずつ見ていきましょう。
バイリンガル教育は親の負担が大きい
子供をバイリンガルに育てるためには、たくさんの英語を聞いて、たくさん英語を使ってもらう必要があります。
週1回の英会話教室だけでは、量が全然足りません。
私自身、幼稚園の頃から週1回英会話に通っていましたが、高校生になっても自分の思いをすらすらと英語で話すことは難しかったです。
英会話教室だけでなく、普段の生活にも英語をたくさん取り入れる必要があります。
現状の普段の生活に英語を取り入れるのは、かなり大変だと思いませんか?
お仕事で忙しいお母さんは、保育園から帰ってきて、ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、ベッドで寝かすだけでも手一杯なはず。
そこに、しっかりと時間をとって英語の練習をするのは、現実的にはかなり難しいと思います。
やるのであれば、それ相当の覚悟が必要。
英語はただのコミュニケーション手段
英語はただの言語です。
相手が何を話していて、自分が言いたいことを相手が理解してくれたら、それで十分だと私は考えています。
そのように考えると、ネイティブレベルで話せることは必ずしも重要ではないですよね。
私もたまに仕事で英語を使う機会があります。
私は正直なところ、ネイティブレベルのスピードの英語の聞き取りは難しいです。
もちろん、ネイティブレベルのスピードで話すこともできません。
それでも、ちゃんと英語で仕事の会話はできます。
なぜかというと、相手が私をネイティブレベルではないと判断して、少しスピードを抑えてくれるから。
私自身も使える単語を駆使しながら、相手に伝える努力をするから。
きっと、この記事を読んでくださっているあなたも、観光地で外国人の人に日本語で道を尋ねられたら、同じようにスピードを抑えて伝わるように話してあげますよね。
そのためコミュニケーションはネイティブレベルはなくても、成立するのです。
英語は何歳からでもマスターできる
英語は本気になれば、何歳からでもマスターできます。
そのように考える理由は、大学生の時の語学留学がきっかけです。
外国人ばかりの場所で英語だけで使っていたら、自然とたくさんの表現を覚えて、どんどん使えるようになっていきました。
そのため本気で英語をマスターしたいと思えば、英語だけの環境に飛び込み、しばらく過ごすことで、英語は使えるようになります。
また私が入った学校は、高校生の子もいれば、旦那さんの転勤で英語圏に来ることになった40代や50代の方も来ていました。
必ずしも幼児期に英語をマスターしなくても、自分自身が本当に必要だと感じた時に、しっかりと取り組めば十分間に合いますよ。
子供の時に本当に必要な英語教育は?
子供の時の英語教育は全く必要ないの?
ここまでの話で、そのように考える方もいると思います。
確かに、絶対に必要なものではないと思います。
ただ私自身、子供の時から英語を習うことができてよかったなと思う点があります。
それは全部で3つ。
- 外国への関心
- 英語の発音の仕方
- 英語の音に対する慣れ
1つずつ紹介します。
外国への関心
英語を通じて、日本以外の文化があることを知ることができました。
私が育った場所は、地方です。
そのため英会話に行き始めたのは30年ほど前ですが、その時は近所を歩いていて外国人の方に会うことなんて、ほぼありませんでした。
初めて会った外国人の方は、英会話の先生です。
英会話教室を通じて、日本以外の国があり、日本とは異なる言葉を話し、異なる生活や文化があることを学んだことは間違いありません。
大人になった今、海外旅行が好きなのは、子供の時の経験がきっかけだと思います。
英語の発音の仕方
最近は英会話を習ってこなかった旦那にも、娘と一緒に英語の発音を教えています。
すると、娘の方が早く正しい音を出します。
旦那曰く、口の動かし方をどのようにやっていいかわからず、難しいらしいです。
私は子供の時に練習していて、今では特に考えずにできてしまうので、どのように難しいかがよくわかりません。
つまり子供の時に習得した発音は大人になっても維持できるということ。
そして、大人になってからの発音習得は少し苦労するみたい。
また経験上、発音さえうまくできれば、相手は聞き取ってくれるので、会話は成立します。
あとは必要な時に表現方法を身につけるだけで済みます。
英語の音に対する慣れ
英語には日本語にない音がたくさんありますよね。
「L」と「R」の違いや「th」の音、母音の音の違いなど。
これらの音の違いも、子供の時にたくさん聞いて慣れているので、大人になった今も聞き取れます。
この音の違いも旦那は難しいらしい。
そのため、子供の時に習得する大きなメリット。
英語の音やリズムに慣れておくことで、本人が本気で取り組み始めた時に、間違いなく苦労が減ります。
まとめ
この記事では『英語教育では必ずしもバイリンガルを目指さなくてもいい』という内容でしたが、いかがでしたか?
子供の頃に少しでも、英語の音に慣れておくと大人になってからの苦労が減りますよ。
現在、私の娘は4歳です。
毎日10分程度(気分が乗らなくてできない日もありますが)英語の練習をしています。
カタカナ英語ではなく、正しい英語の音を少しずつ身につけてくれていますよ。
ご家庭でも、気軽な気持ちで、少しずつ始めてみませんか?
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